勝手に改葬

来世で立派なメジャーリーガーストライカーになるために。

お笑いはハードルを下げに下げて見よう。

人は面白いと感じるのは何故なのか。

例えば大喜利

「こんなBBQ場は嫌だ、なぜ?」

というお題があって

「ごみだらけ」などと現実にありそうでしかも誰でも思い付くような答えは面白くありません。

だけど 

「おさげが辺り一面転がっていた。」

面白いとおもいませんか?(人による、ていうか怖い、いつかのくっきーの回答です)

私は死ぬほど笑ったんですが。

 

何故か、それは想像を越えて来たからです。

 

その「想像を越えると面白い」という事について考えました。

 

ハードル

 

人間はだれしも知らぬうちに物事を推量してハードルというものを設定しています。

例えば外食をする時、

店の外装内装から店員の接客態度、値段、混み具合、食器のデザインや清潔具合、料理が出てるくまでの時間、料理の見た目、等々

とても多くの要素を無意識のうちに考慮し

まぁこのくらいの味だろうと目星をつけるのです。 

この目星がハードルです。

 

そしてハードルを越えてくると美味しい、越えてこない場合は普通もしくはまずいとなります。

美味しさorまずいの度合いはどれだけハードルと差がついたかに左右されます。

上回れば上回る程、美味しさアップです。

そしてもちろんハードルが高ければ高いほどそれを上回る事、差を広げる事が困難になります。

 

 

これがお笑いにおいても同じく働きます。

 

想像以上の事を言えば面白い

凡庸な事を言えばつまらない、

というように。

 

 

お笑い番組においてのハードル

 

テレビのお笑いにおいてハードルの構成要素は

出演者の売れ具合、番組の認知度、予算(セットの豪華さ等)、放送範囲と時間帯、等々

実際はさらに多くあると考えられますがこのくらいでご勘弁。

 

 

私が考える理想的なお笑い番組

下げに下げたハードルとは

・出演者が無名

・品がない

・深夜

・ローカル

・セットが安っぽいもしくは無い

といった感じになります。

 

これにかなり近いのが

五、六年前の

いろはに千鳥でしょうか。 

 

 

要素としては完璧に近いです。

・当時千鳥は全国的にはまだ無名

・大悟にとにかく品がない

・埼玉ローカル

・超低予算(セットが無くロケのみ)

はい、ハードルが地面にのめり込んでます。

もちろん

 

他にざっくりハイボールも良い線いってると思います。

10年以上前は比較的この要素が満たしやすかったのに加えて画質も悪かぅたので、よりハードルが下がって面白い番組が多かったんですよね。。

 

 

 

 

ちなみに逆を行く番組はいくらでもあります。

日曜のゴールデンタイムに大勢の有名芸能人を呼んだ大規模バラエティが代表例です。

・有名人だらけ

・画面のどこ見てもキラキラ

・全国ネット

・莫大な予算(セットがウン千万)

ハードル高すぎて手が届きすらしないかも。

 

ただいくらハードルが低かろうが越える人達に実力がなければ意味がないのですけど。

 

 

あと一番ハードルの使い方間違えてるのは

エンタの神様」だと思います。

訳もなく床がキラキラしてるのとプラスして

ネタやる前にひたすら煽るじゃないですか

「爆笑のテーマパーク」

みたいな、これトータルテンボスなんですけど、

この口上でハードル上げてしまうので面白さが半減するんですよね。

「ド貧乏の腐れ田舎芸人によるコント!」

とか言っとけばいいのに。

 

 

あと追加でギャグ漫画についても。

ギャグ漫画もやっぱりハードルが低い方が面白いのです。

そんでハードルの一番大きい要素が

作画

です。

超きれいな作画、例えばヴァイオレット・エヴァーガーデン並だった場合

ハードルが暴上がりします。

 

なので絵はあまり上手くない方が望ましいのです。

よって最高のギャグ漫画は

 

 

ギャグマンガ日和」!!!

(超個人的趣味)

 

以上ハードルについて書いてきました。

最後にライフハックを授けます。

何かをする直前、映画を見る前でも食事の前でも旅行の前でもなんでも  

最低でこれから起こることは

ありきたりで超つまらない

と想像してください、

そう、本来無意識に設定されるハードルを無理やり下げるのです。

そのようにハードル下げておけば大抵の事は面白く感じるので人生楽しくなりますよっ

 

今度ハードルの話に基づいてアメトーークがつまらなくなった事について書きます。

ではでは。