読書はただの娯楽
趣味は読書です。
この言葉は強い。特に老人に。
偉いねぇ、賢いねぇ、頭いいねぇ。
なんて声を掛けられる。
親戚はこれで小遣いをくれたりする。
たしかに読書は様々な知識や経験を与え、俺達の視野を広めてくれる。
だがそれは結果そうなっだけの話。
本を読むことが好きで好きでずっと活字に触れていたくてどっぷり読書の海に浸かっていたら自然とそうなっただけの話なのだ。
そう、好きなだけ!
理由はそれだけ、楽しいから読んでんの!
別に賢くなろうともお前らに誉められようとも思ってねぇよ!
もちろん本を読まない人を見下したりもしない。読めば楽しいよ、とは思うが。
とにかく適当に偉いとか賢いとか言わないでくれ。
読書というものがまるで知識をえるための勉強になるし俺が愛してやまない本というものを汚された気分になる。
そして適当にそういうことを言うから
「俺、趣味は読書ですキリッ」って奴も表れてくる。
そうするとただ好きなだけの俺がカッコつけて言ってると思うやつも出てくる。
実際「賢こぶるなよ」と同級生に言われたこともある。
好きなだけなのに。
別に読書は高尚でもなんでもない。
野球が好きだったりプラモが好きだったりアイドルの追っかけだったりと何にも変わらない。
読書して知識がついたのは
アイドルの追っかけやってて気づいたら推しの出身地の名産覚えてた、みたいな事。
別にそれが目的じゃない。
推しが好きなだけ、読書が好きなだけ。
一緒。
たのむから読書を汚さないでくれ。
ただの趣味。
本を読んでも偉くなんかない、むしろダメ人間だ。
だらだらゲームしてるのを叱って本を読むのを誉めるなんて差別的な事は絶対にやめてくれ。
それ、一緒だから。
あと本の内容をあーだこーだ比べるのもやめてくれ。
ラノベだろうが純文学だろうが哲学書だろうが、本人は好きだから読んでるんだ。
そこに比べるべきものは何もない、皆一緒。
そして今日も俺は頁をめくる
つまり俺は まるでだめなおとこ