ポケモンを愛するが故に遮断
私はポケモンを愛しています。
いや、愛しすぎました。
I love Pokemon too.
今日、新作ゲームを買うこともなければ新作アニメを見ることもありません。
なぜか、
私の中のポケモンは時が止まっているからです。
いえ、あえて止めたのです。
私は2000年生まれ、初めてポケモンと出会ったのは恐らく2004年。たぶん。
キッズステーションの再放送でした。
なので世代は違うのですが初代から、アニメ第1話からのファンです。
ゲームも買って貰いました。
ファイヤレッド。あぁ麗しきカントー地方。
そして当時リアルタイムで放送されていたのは
ホウエン地方のアドバンスジェネレーション。
大好きだったし映画も行きました。
最初に見た物達(ポケモンに出会ってから1、2年)を愛しすぎてしまったのです。
この後2006年にD&Pが始まりました。
しかし私はもう既に、6歳にして懐古厨でした。
ヒコザルやナエトル、ポッチャマをポケモンとは認められなかった。 ディアルガパルキアも気持ち悪かった。
ゲームも買って貰って友達とよく遊んだのですが、ファイヤレッドから連れてきた仲間ばかりを使っていました。
手持ちはカメックス、ミュウツー、キュウコン、フリーザー、ピジョット、サンダース
みたいな感じです。
お気に入りのポケモンたち。
どうしても新しいポケモンを受け入れる事ができませんでした。
私の中のポケモンは初代からアドバンスジェネレーションまでで止まってしまったのです。
しかし私の世代でのポケモンといえばアニメもゲームもD&Pです。
よって私は同級生とポケモンの話が合いません。
まぁそんなことはどうでもいいです。
6歳の頃から生粋の懐古厨である私は最初、
「こんなのポケモンじゃない!」
と反発していました
しかし後にそれは違うのではないかと思ったのです。
新しいポケモンを楽しむ人は大勢いるし
これからポケモンを知る人は新しいポケモンが最初のポケモンになるのです。
それなのに私がポケモンに対してあれこれといちゃもんをつけるのは
同じポケモンを楽しむ仲間を妨害する行為だし、
何よりポケモンに文句を言う自分が嫌でした。
なのでやめました。
今日、サトシのピカチュウがピチューの時代の話が放送されると報じられました。
一瞬文句を言いたくなりました。
だって初回から放送当時ピチューはポケモン世界に存在しなかったしカントー地方にピチューはいないし、オーキド博士は151って歌ってるし!などと。
でも言うべきではないのです。
私は対象外なのだから。
この新作を喜ぶ人は大勢いる。
そんでその人達の為に株式会社ポケモンは新作を作る。
喜ぶ人だけが見れば良いのです。
私は見なければ良いのです。
私だってどんどん広がるポケモンの世界を楽しみたい。
でもどうしても好きになれない。
好きになれないのはしょうがない。
これは本当にどうしようもない。
ポケモンは好きなのは間違いない。
だから今のポケモンに向かって罵詈雑言を浴びせるような事はしたくない、嫌な気持ちも抱きたくない。
だったら私が今のポケモンに近づく事を諦めれば良いんです。
私はポケモンを愛するからこそ自分が愛せるポケモンだけを愛します。
好きになれない部分は敢えて見ない、そうすればポケモンを好きなままでいられるから。
自分の好きなポケモンだけを見て生きていくんだ。
最後に、
私達にはポケモンを変える権利はない
あるのは触れるか触れないかを選ぶ権利。