いい加減1人でチューチューしなさい
今までどれくらい目玉焼きを食べてきたのでしょう。
あとどれくらい目玉焼きを食べるのでしょう。
目玉焼きさえテーブルにあれば朝ごはん感が出るので目玉焼きは偉大な料理であります。どんなに簡単でも料理であります。ウインナー(断じてソーセージではない)も中々やるけども目玉焼きの偉大さは別格であります。
朝ごはんといえば目玉焼き、RPGといえばドラクエ、任天堂といえばバーチャルボーイ。
主張が強すぎず控えめなのもいいところ。いつも自分の上にかけられる何かを立ててくれる。かと思えば黄身でまろやかさを出して贅沢感を演出。醤油やソースはもちろん胡椒に焼き肉のタレ、マヨネーズと何かけたってなんとか様になるのは一重に目玉焼きの適応能力による恩恵なのではないだろうか。
料理会のマルコ・パローロ。
全国の一般食卓への話題提供にも一役買っている。たけのこ派きのこ派論争、駄目TVはフジかTBSか論争の上に堂々と君臨する醤油かソースか論争。俺は塩だけど?と発言したイキリ卍君は数しれない。
目玉焼きとなるといつも思い出すのがラピュタではなく家族ゲーム。
「なんだこの目玉焼きは。チューチューできないじゃないか」
半熟の黄身をチューチューするのが好きな伊丹十三が固い黄身にキレるシーン。
目玉が!目玉が!
映画でやってんのに全く真似したいと思わない食べ方。
伊丹十三のチューチューがこれまた気持ち悪い。その後の妻に文句を垂れるのも気持ち悪い。
次男が母親に初経について聞きまくるシーンより気持ち悪い。
というかそもそも家族ゲームで数多ある食事シーンどれをとっても美味そうに見えない。食べ方なのか撮り方なのか。それもやはりボケなのか。
視聴後当分は半熟目玉焼きを避けたい
それでも目玉焼きは美味い。
もちろんチューチューはしませんが食にはこだわりをもってなんぼです。
カレーの時は牛乳を飲みたいしショートケーキのイチゴは最後に食べたい、コンビニアイスは木のスプーンで食べたい。
でもそれを、「イカ寿司には塩!」
と押し付けたとき、僕らは皆マナー講師。