勝手に改葬

来世で立派なメジャーリーガーストライカーになるために。

安いサスペンスが好きだ

こんにちは、私がヤりました。

 

 

「日本のドラマはつまらない」こんなツイートを以前に見ました。


そうかもしれない。海外ドラマは3つくらいしか見てないけど、展開は早くて複雑だし演技上手いしマットボマーイケメンだしシーズン7ぐらいまであって見応えも半端じゃないしマットボマーイケメン。たぶんかけてる金も違う。

比べて日本のドラマはどうでしょうか。

ジ○ニーズや○○坂4○とかの出演多しで顔はいいけど…みたいな、ファン以外は見るに耐えないみたいなドラマが多い気もします。特に日本テ○ビ。
あ、テレ東24はちゃんと面白いです。大衆受けはしないかもだけど。


しかし、大衆受けもしてシーズンも長~~~く続くそして種類も大量にあるドラマがまだ日本にはあるんです。

 

サァスペンス。"安~い"サスペンス。
夕方に再放送してるアレですよアレ。

 

例を上げるなら
相棒(映画は除く)、火サス、科捜研の女名取裕子が出てるやつ、内藤剛志が出てるアレ、船越のアレ、○○○の女、○○地検事件簿、刑事七人、○○特捜部とかもういろいっろ把握しきれないくらいありまして。
題名知らずに見てる奴の方が多いくらいに。

もちろん全部再放送で見ました。


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相棒なんかシーズン18ですから人気を獲得しているという事で大衆受けはOK
種類だってめちゃくちゃあります。題名は似たり寄ったりかもしれないけど。

間違いなく日本ドラマ界の一大ジャンルと言って良いでしょう。


ちなみに安くないサスペンスとは
ストーリー全体を通して1つの謎に迫ったり巨悪と戦ったりと、とにかく真面目な奴です。

 

 


そして私はこの安いサスペンス(以下安サス)がとにかく好きなんです。愛しています。
ただし再放送に限ります。
平日で言うと昼の帯が終わってから6時のニュース番組が始まるまでの間にやってる奴。

 

あ、安いってのはもちろん褒め言葉ですよ?

安いとは安サスとはなんなのか、分かりやすいように
安サスの好きな所兼あるあるを紹介します。

・すぐ犯人が分かる
・主役一人が解決
・1話完結型
・事件解決後に日常に戻る。
・全員演技が下手
・記憶に残らない
・犯人がめちゃくちゃ喋る
・主役が同じだと同じドラマに見える。
・CMがテレビショッピング

結構多いですね、愛が溢れました。

順に説明しましょう。

・すぐ犯人が分かる
ホントにすぐ分かります。
シンプルに怪しい奴が犯人です。怪しいけど実は犯人を庇ってるだけだったなんて展開は10回に1回くらいありますが。
取りあえず勘で犯人を選んで下さい、ソイツです。


・主役一人が解決
主役が優秀です。
右京さんか名取裕子船越英一郎かいのっちが鋭い洞察力で解決してくれます。なので安心して見れる日本人好みの作りです。
ドラゴンボールが受けるなら安サスも海外で受ける、はず。


・1話完結型
ストーリーがないのでどっからでも見れます。
というかいつも
人が死ぬ→容疑者1通り紹介→証拠を揃える→自供というお決まりの流れなので1話の途中から見ても大丈夫。
いつも同じだから見逃しても全く悲しくない。


・事件解決後に日常に戻る。
どんなに悲惨な事件が起きても解決後は部署や家に戻って亀山くんやTKO木下みたいなおちゃらけ役がジョークを言った後に何故か一時停止でエンディングからの画面全部使って

「本作品はフィクションです」

決して大きな謎に近づいたり巨悪と戦ったりしません。

 

 

・全員演技が下手。
元々演技が上手い人でも何故か安いサスペンスに合わせてわざとらしい演技になっています。
特に好きなのが容疑者に質問をした時、とぼけていてわざとらしいという演技なのか、そもそも演技が下手でわざとらしいのかが分からない所。


・記憶に残らない
いつも似たような展開で、衝撃的なシーンも無いので記憶に残らない、
つまりストレスフリー。


・犯人がめちゃくちゃ喋る
犯人は追い詰められると動機から殺害方法から自分の過去までぜーんぶ正確に流暢に喋ります。
まるで自白を準備していたかのように。
なので最悪ここだけ見れば大丈夫。


・主役が同じだと同じドラマに見える。
名取裕子のドラマは全部同じに見えます。
さっきまでただの主婦だったのに死体解剖してたりします。
おまけに「遺体の声を届けるのが私の仕事よ」とか言います。


・CMがテレビショッピング
大抵グルコサミンか青汁か黒酢ニンニクです。
しょっちゅうCMなので健康について考えさせられます。恐らく健康が危うい日本人の為にサブリミナル効果を狙っているのでしょう。

 

あと上手く説明できないけどカメラワークにも安さが滲み出てると思います。
例えば急にいのっちのドアップとか。

 

以上読んで頂ければたぶん恐らくきっと伝わるはずと信じておりますが、

安サスとは

本格サスペンスに存在すると低クオリティになりかねない要素をふんだんに、しっかりと狙って組み込んで出来上がったサスペンス

それこそが"安い"サスペンスなんです。

 

という訳で、日本人が好む要素がギッチギチに詰まっていましたね?
これだけ素晴らしいドラマが日本にはあります。まだまだ捨てたもんじゃありません。
そして夕方になったらテレビをつけましょう。

 

 

安サスを初めて視聴する方へのお願い

明日から見よう!と思った方、もちろんいらっしゃいますよね?ね?
絶対に真剣に見てはいけません。

これはお願いです。ながら見をしてください。安サスに慣れていない方は真剣に安サスを見るとくだらないとか言いたくなってしまいます。(これは決して私が安サスをくだらないと思っている訳ではありません。)
ですので、時には家事をしながら時にはゲームをしながら時には寝ながらの視聴を何卒お願いします。

 

 

※本記事は安いサスペンスを大好きな人間が安サスを誉めちぎる為に書いた記事です。
けなしたつもりは微塵も無いことをご理解下さい。